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現地事情 |
** 現地事情 ** |
< 現地情報 > サッレ村の人口 約350名余 サッレ村の世帯数 48世帯 平均家族人数 7〜8名 平均世帯収入 年27,867ルピー (1人当たり 年3,619ルピー/約6,200円) 平均世帯借金 年42,822ルピー (1人当たり 年5,561ルピー/約9,500円) 主な家畜 水牛、牛、山羊、鶏 |
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(上段:サッレ村の学校、下段左:会議場、下段右:脱穀施設) |
教育事情 現在、サッレ村の教育機関はバル・ピパル学校の1校のみです。それでも、以前は学校がなかったため、 子供達は片道1時間?1時間半ほど歩いて近隣の村の学校へ通っていました。バル・ピパル学校が創立し、少しずつ学年が増設され、現在は幼稚園?10学年まで揃いました。 この学校には夜間成人クラスもでき、週に6日夕食前の1時間だけ、1〜3学年レベルの授業が設けられました。 主な生徒は主婦で、文盲だった女性達が、今では不自由無く文字の読み書きができるようになりました。 この成果は、私達の活動をご支援下さった方々のお力によるものです。 |
< ネパールの教育制度 > ネパールでは、大きく分けて1〜5年が小学校、6〜8年は中学校、9〜10年は高校の10学年制です。 6才から就学可能ですが、義務教育制ではないため、家庭の事情によって就学開始年齢は異なります。 各学年で学年末試験があり、落第すると留年となります。 10年生を終了後、SLC(School Leaving Certificate、学校卒業資格)と呼ばれる全国統一試験を受験します。 合格者は得点によって、優(80%,以上)、1st(60%以上)、 2nd(45%以上)、3 rd (32%以上)の4つにレベル分けされ、進路が決まります。 理工学系に進学できる学生の殆どは、1stレベル以上です。 |
SLCは、進学や就職に必要最低限の学歴であるため、学生にとって非常に重要な通過点です。 SLC取得後、さらに進学する者は、大学(University)付属の2〜3年制キャンパス、 または一部の高校に導入されている制度(10 plus 2)の2年制学校で学びます。 このいずれかを卒業した者が、日本でいう「大学(University)」に進学する資格を取得したことになります。 | |
(1学年の児童達/サッレ村の学校にて) |
公立校の場合、授業料は10年生までは無料ですが、一部の学校では、6〜10年生に限り有料の場合もあります。 教科書代については、5年生までは無料配布されますが、6年生からは各生徒で購入します。
また、入学金、文房具費、定期試験費用は、各学年とも生徒が負担します。 キャンパスや大学では、全て自己負担となります。 尚、6歳以上の国民全体の識字率は53.7%(男性65.1%、女性42.5%)です (資料 Statistical Pocket Book Nepal, CBS, 2002)が、山村に限定するとさらに低い数字になります。 |
< 10年制 > 1〜5 学年 小学校 6〜8 学年 中学校 9〜10 学年 高 校 |
⇒ | SLC(全国統一試験) 受験 |
⇒ | SLC取得後 進学可能 (取得点数で 受験コースが決定) |
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大学(University) 付属の 2〜3年制キャンパス または10 plus 2制度 (2年制)の学校へ |
特定非営利活動法人 バル・ピパル奨学基金 |